2007年4月27日 (金)

毎日亭主 閉店します

 突然ですが、私4月いっぱいで毎日夫人の編集長を交代することになりました。このブログ「毎日亭主」も閉店させていただきます。最後は少々息切れ状態になってしまいましたが、1年10カ月の間、ご愛読ありがとうございました。毎日夫人は7月号が私の担当する最終号となりますので、誌面では、もう少しの間、関係が続きます。では、みなさまお元気で。

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2007年4月23日 (月)

毎日亭主 ダ・ヴィンチの「受胎告知」

Leonardo_003_8  週末だったからか。東京国立博物館へ、待ち時間40分の特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」に行ってきました。40分というのは同展の目玉、彼の実質的デビュー作とされる「受胎告知」鑑賞の待ち時間です。PRの文句にも「1974年モナリザ、2007年受胎告知」とうたわれています。日本初公開。所蔵するイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館でも、事実上門外不出の名画だとか。公開当時の上野動物園のパンダのように、カニの横ばい状態で鑑賞してきました。

 Leonardo_001_2不思議な絵でした。正面から見ると、マリアの右手が異様に長いのです。彼の絵画技術が未熟だったからではないことが、会場の映像コーナーで分かりました。絵画に向かって右手やや下から見られることを想定して書いたのでは、と解説されていました。

 なぜ? 解説によると、この絵は最初、教会に掛けられていたそうです。礼拝堂かどこか、すでに掛けられる場所が決まっていた(つまり見られる角度が決まっていた)ため、わざと右手を長く描いたのです。実際、右手斜めから見ると、一転してバランスのとれた絵になります。自然界の調和を終生、探求し続けたダ・ヴィンチならではの1枚です。

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2007年4月16日 (月)

毎日亭主 ある人身事故

Photo_27  15日の日曜、サッカーの試合を見ようと、国立競技場に電車で向かっていた時のこと。新宿から乗った総武線の電車が代々木駅に停車すると、「四谷駅で人身事故」のアナウンス。国立競技場最寄りの千駄ヶ谷駅までは一駅。発生直後だったため、電車をあきらめ徒歩で競技場へ向かいました。ところが線路と平行した道路を歩いていると、10分足らずで電車が走り始めていました。

 理由はきょうの朝刊で分かりました。人身事故というのはホームから男性が転落、しかしホームと電車のすき間30センチに助けられ、骨折はしたものの、命には別状がなかったというもの。事故処理も迅速に済んだため、復旧も早かったのでしょう。

 先日も山梨県で1歳4カ月の女児が踏切に入り込み、電車と接触したものの25センチのすき間があったため、かすり傷で済んだというニュースがありました。どちらもわずかなすき間が命を救ったわけです。でも、四谷駅の事故で、1つ知りたいことがありました。それは転落した男性の身長と体重。30センチの奇跡にはその数字も大いに貢献したと思われるからです。

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2007年4月 9日 (月)

毎日亭主 中原中也

Nakaharatyuya_1  先週末、NHK・BS2の「フォークの達人」は友川カズキさん。1974年レコードデビューの57歳ですが、学生時代に聴いた記憶はほとんどありませんでした。番組の中で、中原中也の詩に曲をつけたものを何曲か披露。 そして日曜日、同じ局の「週刊ブックレビュー」を見ていたら、特集が「中原中也」。偶然の一致?いや、今年は中原中也生誕100年だったのです。1907(明治40)年4月29日、山口市生まれ。初めて知りました。彼は30歳で亡くなっているので、没後70年でもあるわけです。

 中原中也といえば、友川さんの曲にもある「サーカス」が有名です。「幾時代がありまして 茶色い戦争ありました」で始まる詩。高校生の時に読んで「茶色い戦争ってどんな戦争なんだろう」と首をかしげた記憶があります。

 そして最後の「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」。ブランコの揺れるさまを表現したものですが、こんな日本語があったのかと驚くと同時に、「意外にぴったりくるものだ」と感心もしました。ひさしぶりに中也に触れてみたくなり、早速文庫本を買いました。

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2007年4月 2日 (月)

毎日亭主 遅ればせ「フラガール」

Huragirl  数々の映画賞を受賞した「フラガール」。遅ればせながら、アンコール上映を見てきました。舞台は福島県いわき市の「常磐ハワイアンセンター」。現在は「スパリゾートハワイアンズ」と今風に改称されています。昭和40年、斜陽の炭鉱が会社と地域の再生をかけて、「楽園ハワイ」を宣伝文句に計画した娯楽施設建設。解雇された主婦や夢を託す高3女子(蒼井優さんもその1人)が、炭鉱の町の偏見とも戦いながら、目玉のフラダンスを習得すべく猛特訓する、涙と笑いの映画です。

 私の子供会時代の夏の旅行。船橋ヘルスセンターとこの常磐ハワイアンセンターが定番の両巨頭でした。「常磐」は常夏を演出するために、中はガンガンに暑く、温室内にいるような肌にまとわり付くネットリした暑さだったと聞きました(私は行った記憶がありません)。フラダンスについては、旅行後わが町内では話題になりませんでした。

 しかし映画の出来は満点です。蒼井優さんのフラダンスは、とても特訓3カ月とは思えない見事さ。SKDのダンサーから都落ち、教師役となった松雪泰子さんも脱帽もののフラダンスでした。

ところで、私はてっきり蒼井さんが主演と思い込んでいました。映画の後に調べたところ、毎日映画コンクールとキネマ旬報では助演女優賞、ブルーリボン賞では主演女優賞。解釈が分かれました。映画のプログラムでは配役の最初に松雪さんの名前が登場しています。主役がどちらでも映画の良さに変わりはありません。

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2007年3月26日 (月)

毎日亭主 浦和の枝垂桜

Sakurayoru_002  私の住む浦和。JRの駅から徒歩5分くらいのところに真言宗豊山派の「玉蔵院(ぎょくぞういん)」というお寺があります。ここはしだれ桜が有名なところ。樹齢100年。例年は4月に入ってから開花するようですが、今年は既に満開に近い咲き具合でした。2425日の土日、ライトアップされることもあり、今年初めての花見に出かけました。新聞(朝日でした)の地域版で写真付きで紹介されたこともあり、結構な人出でした。

 民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」が立ち上げているインターネットの「さくら情報」によると、4月号で紹介した「長命寺の桜もち」を食べながら、ぶらぶら歩きしようと考えている隅田川沿いの桜並木。きょう26日現在はまだ「つぼみ」。開花予想は「もうすぐ」。「もうすぐって、何日後?」と突っSakuramoti 込みたくなるところですが、相手が天候となると、難しいのでしょうか。

同ニューズによると、週末のピンポイント天気予報は、31日土曜が降水確率50%、4月1日日曜は40%。ここは外れてほしいものです。

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2007年3月19日 (月)

毎日亭主 札所めぐり体験

Bukosankae_1  毎日夫人3月号の特集で秩父34カ所札所めぐりを体験しました。体験といっても全行程100キロ中、8番札所までの13キロですので、ミニミニ体験といったところでしょうか。札所めぐりの間、常に南の方角にそびえていたのが武甲山でした。秩父の人たちにとっては故郷の風景といえば、この山だそうです。

 武甲山はこれまで標高が2回変わっています。明治33年測量時の1336㍍が長らく標高とされていましたが、1977年に1295㍍にダウン。その5年後、今度は1304㍍にアップしました。そのわけは石灰岩の採掘。秩父といえばセメントが有名。この山も良質な石灰岩からなり、どんどん削られ低くなっていったわけです。再びアップしたのは正確に計ったところ別なところが最高地点だったことが分かったためです。

 このまま採掘を進めると……どんどん低くなり、「秩父 心の山」がなくなってしまう?地元の人の話では、山の反対側は玄武岩で出来ているそうで、形は変わっても山頂の高さはもう変わらないだろう、とのことでした。それでも山肌を露にした姿は少々痛々しくもあります。

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2007年3月13日 (火)

毎日亭主 少年マガジン

Manga_069  毎日夫人3月号の特集は団塊世代へのエールをこめて「団塊ルネサンス」。同世代の4つのキーワード「テレビ」「マンガ」「ビートルズ」「全共闘」を元に作ったのが「団塊世代の戦後史」年表です。

 なかでもマンガは私にとっても思い出深いシロモノ。少年マガジン、少年サンデーが相次いで創刊されたのが1959(昭和34)年の春。私が読み始めたのは小学3年、1962年ですから3年後のことでした。姉が読んでいた「少女クラブ」を時々盗み読み、連載されていた家族マンガ「1・2・3と4・5・ロク」(ちばてつや作)が好きでしたので、同じちばさんの「ちかいの魔球」が載っていた少年マガジン派でした。

 創刊号の表紙は少年マガジンが大相撲の横綱・朝潮太郎、少年サンデーが入団2年目、プロ野球巨人軍の長嶋茂雄でした。この当時、プロ野球とともに相撲も少年たちの憧れの的だったことが分かります。創刊から48年、少年マガジン3月21日号の表紙を開くと、美少女グラビア特集。浜田翔子という21歳のアイドルが下着姿?で登場していました。たぶん、読者層として小学生は想定していないのでしょう。「半世紀の時」を感じてしまいました

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2007年3月 5日 (月)

毎日亭主 大阪自転車考

Osakajitennsya  先週末、取材で大阪に行ってきました。JR大阪駅前というより梅田地区の変わりようには驚きました。有名ブランドが入ったビルやらが林立。10年前は駅を降りると、視界に入ってきた毎日新聞大阪本社の建物もまったく見えません。

 次に驚いたのは歩道を走る自転車の多さ。帰宅時間帯と重なったこともあったのでしょうが。それにスピードがすごい。チャリンコというイメージではありません。ビューンビュン。私は歩きながら、進路を少々でも変える時は、前方はもちろん後方の安全も確かめてから、進路を変えていました。東京・銀座の歩道でこんな経験をしたことはありません。大阪の特殊事情なのでしょう。

 2月8日付け毎日朝刊「記者の目」で、大阪編集局の西村浩一記者が「歩行者脅かす『自転車の歩道走行』」と題して、自らの自転車通勤を元に自転車道の整備を訴えていましたが、大阪の中心地を歩いてみると、その必要性を痛感します。まあ、自転車ドライバーのマナーも褒められたものではありませんでしたが……(写真は心斎橋付近の御堂筋)

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2007年2月26日 (月)

毎日亭主 朝日新聞の映画

Tengoku さほど話題にはなっていない映画ですが、2月10日から公開されている「天国は待ってくれる」を東京・有楽町の映画館で見てきました。なぜ足を運んだかというと、この映画、朝日新聞社が実名で登場(パンフによると、映画では朝日新聞社の歴史上初めてとか)、東京本社でロケも行い、整理部(紙面の編集・レイアウトを担当する部署)デスクのK君が現役で登場、せりふもしゃべっていると知ったからです。

 ストーリーは築地の小学校に通う幼なじみの3人(男2人女1人)が成人し、築地のマグロ仲卸人、朝日新聞記者、銀座の文具店・文鳩堂(鳩居堂ですね)店員として働く日々。そんな3人の恋愛と友情を描いたものです。「天国……」というタイトルからも分かるように、「死」が存在します。

 朝日新聞記者役はV6の井ノ原快彦(よしひこ)君。新聞記者になれなかった父親の夢をかなえようと記者になった彼。映画では最初は社会部、そして自ら希望して内勤の整理部に移ります。当時の社会部長が異動の場面で、せりふ付きで出演したりもしています。

映画とはいえ、朝日新聞の編集局内を見るのは初めて。映画用でしょうが、各部署を示す名札がかかっていて、「整理部」もありました。その英訳は「Page Makeup Center」。敵ながら、なかなかいい訳です。

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